黙祷

図書館戦争話題ではないですが、今日の日付を見ればこの話題は避けて通れないと思いまして。
どなたにも関心を持っていただきたいんですが、みなさま思うところはいろいろあると思いますので、続きに。

---

日本時間では今夜ですが、現地時間では
9月11日　午前8時46分　です。

世界貿易センタービルにハイジャック機が激突するという、あの忌まわしいテロ。
自爆テロの最悪凶の結末でした。
ここで宗教論を議論するつもりも、世界情勢について議論するつもりもありません。
ただ、あのテロにより失われた多くの命の尊さを考えなければいけないと思っています。

あの日、家人はちょうど渡米したばかりでした。
NY とは何千キロも離れているけれど、同じ米国内。
一ヶ月の予定の出張。
12日の朝早くに、本人から電話があって、私は初めてテロを知りました。
テレビをつけたら、世界貿易センタービルが崩れ落ちていく映像が繰り返し流れていました。
現実に起こったことなのに、映画でも見ているように見ている自分に、正直驚きました。
「ああ、平和ボケしてる」って。
米国駐在の友人たちの無事もその日のうちに確認できて（家人が調べてくれた）、ますます、テロは遠いところで起こったこと、になってしまいました。
家人は予定通りに帰国できたんですが、出国＆入国手続きが想像以上に厳しかったとのことです。
米国国内でのトランジットができなくて、国際空港まで陸路移動…これが一番大変だったらしい。

もし、あのままテロ→戦争となっていたら、家人はどうなっていたんだろう…
と、今頃になって真剣に考えています。
ぞっとするし、想像できないけど、可能性がなかったわけじゃない。
戦争って、そういうもんなんだよね。
なにもかも、敵味方になって、どちらかが倒れるまで、どちらかがあきらめるまで、どちらかが消滅するまで続くんですよね。
今、一緒に暮らしていられることが自然すぎて、普通すぎて、当然だと思っているけど、これって相当幸せなことなんだよね。
今日は一年になんどか、その幸せを確認する大切な日です。


今、第三次世界大戦が起こったら、確実に地球は崩壊します。
それだけの技術が存在するから、力の駆け引きが起こる。
食糧難、貧困格差、化石燃料の枯渇、地球温暖化、…
考えなければならないことがありすぎて、大きすぎて、こんなちっぽけな自分じゃなにもできないけど、それでも、なにかできることがあると思う。

世界の平和を祈るとともに、犠牲となった方々のご冥福をお祈りいたします。

Let us offer a moment of silent prayer for the victims.